楽天ROOMを7月初週からコツコツ運営し、ついにフォロワー1000人を達成しました。
楽天ROOMは商品をただ投稿するだけではフォロワー数が増えにくく、売上の安定にもつながりません。
フォロワー数を増やすことで初めて、クリック数の上昇・収益化の効率化が実現します。
今回は、楽天ROOMでフォロワーを増やすために実際にやったこと・1000人達成後に起きた変化をまとめます。
「楽天ROOMのフォロワー数を伸ばしたい」「クリック数を安定させたい」という方は参考にしてください。
ただ、自分の場合は、クリック率が大幅に下がった後にフォロワーバズが起き、1日に200人以上フォロワーが増えるなど、不思議な現象が起きました(笑)。
ですが、基本的にはまず売り上げよりもフォロワーを増やすためのROOM運営を意識して行ってきた結果なので、そのあたりが参考になればと思います。
楽天ROOMでフォロワー1000人を達成するまでにやったこと・やらなかったこと
楽天ROOMでフォロワー数を増やすために実際にやったこと
・コレクションの整理とテーマ統一
楽天ROOMはコレクションの作り方が非常に重要です。
自分も最初は、レビュー数の多い商品や販売ランキングを意識していた結果、気づけば「何を売っているのかわからないROOM」になっていました。商品数も300件以上に膨れ上がり、コレクション数も10件以上。
そこで、雑多に商品を並べるよりもジャンルを絞ってROOMを展開しようと考え、姫系・ゴシック系といったテーマを固定しました。こうして、訪問者にルームのテーマを認識してもらいやすくなります。
実は、この方針に変える前、何でもかんでも売っていた頃の方がクリック率は非常に高く、初売上も発生しました。しかし、今後のROOM運営を長期的に考えた結果、
「テーマを統一したROOMを作る」という方向を選びました。
・年齢層(30代〜40代)をターゲットに設定
フォロワーさんのプロフィールや取り扱い商品の傾向を見ていると、30代〜40代の方が多いと感じるようになりました。
そのため、ド姫系・ドゴスロリのようなヘビーな商品展開ではなく、普段使いに姫やゴシックの要素を取り入れられる商品を優先的に扱いました。
クリック数や購入行動に結びつきやすい年齢層を狙うためです。
工夫した点としては、
一般的な女性用ファッションから検索をかけ、ゴスロリ系・姫系の雰囲気がある商品を採用
ライトなゴシック・姫アイテムを中心に陳列
ROOM全体の雰囲気はゴスロリ・姫系に保ちつつ、
中心売価3,000〜4,000円、最安値2,000円、最高値9,000円の価格帯でバランスを調整
こうした構成でコレクションを作成しました。
・毎日一定の投稿
更新頻度を急激な大量投稿ではなく、毎日数件ずつコツコツ追加・整理。
この定期的な動きが、ROOM内での露出を安定させるのに効果的でした。
ベースとなるコレクションを作成し終えたら、服・靴・カバンなどジャンルごとに仕分けしました。
ここまでできたら、あとは毎日コツコツ投稿です。
基本的に自分は、全コレクションで「新商品」だけを採用しています。
楽天ROOMでは、おそらくゴスロリや姫系をメインに扱うROOMは少ない方だと思いますが、それでも既出品・高レビュー商品だけで固めるのは競合が増える為。
だからこそ、新商品を自分の目で選び、ROOMに展開する。これが自分のスタイルです。
そして、自分が選んだ新商品に短時間で「いいね」がたくさん付くと本当にうれしい。
・商品タイトル・コレクション名に検索キーワードを含める
「推し活」「姫カット」「耐熱ウィッグ」など、楽天市場内で検索されやすいキーワードを意識して文章を作成しました。
ROOM内だけでなく、外部からの流入も視野に入れた設計です。
コレクション名や説明文にも自然な流れでキーワードを組み込みましたが、これは最近始めた取り組みなので、結果が出るのはこれからだと思います。
ただし、この作業は何度も書き直しが必要で一番疲れました(´;ω;`)
とはいえ、「1人でも多くの人に自分のROOMを見てもらいたい」という気持ちがあったからこそ、やり切れたのだと思います。
そしてこの部分は、フォロワー層や売上、クリック率のデータが増えるほど、今後も継続的に修正をかけていく必要がある部分だと考えています。
大変だよぉ~眠いよぉ~。
フォロワーが増えにくい行動・やらなかったこと
・相互フォロー目的のいいね回り
一時的にフォロワーは増えますが、クリック数や売上には結びつきにくいため、こちらからのフォローは基本的に行っていません。
決して悪い意味ではなく、誤解してほしくないのですが、
むしろ同じ趣味(ゴスロリ)で展開しているROOMさん自体があまり見つからないというのも理由のひとつです(笑)。
一時期は、ROOMの作業に夢中すぎて、フォローしていただいた方々への対応もスルーしてしまうほど忙しかったのですが、途中で気づき、
今は1日ずつでも、フォローいただいた方には必ずフォロー返しをし、タイミングが合えば挨拶コメントも入れるようにしています。
そのため、結果として現在の自分のフォロー・フォロワーの関係は、
ほぼ1:1のバランスになっています。
このバランスが現状ちょうど良いと思っているので、当面はこのスタイルを継続していく予定です。
・クリック率が低い商品の放置
反応が薄い商品は削除・入れ替えを行い、クリックされやすいアイテムをコレクションの上位に配置しました。
削除のタイミングはかなり早く、採用当日~翌日ということもあります。早すぎると思われるかもしれませんが、採用した翌日にコレクションを見て「これ、響いてないな」と感じたら即カットすることもあります。
また、どんなに長くても1週間以内に死筋商品はカットしています。
ほぼ毎日新商品を採用しているため、コレクション内のアイテム数やROOM全体の登録商品数が過剰になるのを避けるため、改廃は手早くバッサリ行うことを心掛けています。
とはいえ、「この商品は今後育つ」と判断したものは長期採用枠を作り、そこに仕分けています。
「いいね」が数件しかついていない商品でも、その「いいね」のつき方や商品そのもののポテンシャルを独自に判断して選別しています。
例えば、季節を先取りした商品です。今で言えば秋物など。まだまだ暑い真夏ですが、この時期に秋物として良い商品が見つかれば即採用し、長期的にROOM内に保管。じっくり「いいね」が増えるのを待ちます。
秋までに10件・20件の「いいね」を稼げれば、秋本番が来たときにお客さんからは「いきなり『いいね』がたくさんついた秋物商品がある」と認識され、売上やクリック率に貢献すると見込んで、そのような商品採用方法も取り入れています。
・食品などリスクが高いジャンルの扱い
アレルギー表示や返品トラブルを避けるため、取り扱うジャンルは雑貨やファッションに絞り、安全性と効率を重視しました。
「おいしいよ」「いっぱい食べられるよ」といった表現ならまだ安全ですが、「〜に効く」「効果ありました」などの効果効能を示す表現は非常にリスクが高いので避けています。
また、成分表示の義務はここ最近特に短期間で厳しくなっているため、販売時のトラブル回避のためにも、リスクのある商品カテゴリへの参入は控えました。
とはいえ、表示義務は基本的にメーカーが責任を持つもので、過剰なレビューをしなければこちらは安全なのですが、念のための予防策としての判断です。
メーカー自主回収や成分表示の誤りも多いジャンルなので、巻き込まれないための安全策として割り切って対応しています。
楽天ROOMフォロワーを増やすための具体的な運営施策
ターゲット層を明確化し世界観を固定する
誰に見てもらいたいROOMなのかをはっきりさせることが、フォローされやすくなる第一歩です。
ターゲットを絞った結果、ROOM全体に統一感が生まれ、クリック率も若干改善しました。
ROOMの統一感は順調に仕上げられ、お褒めのコメントも多くいただけるようになり、自分でもテーマのあるROOMが作れていると実感しています。
ただし、クリック率の改善は大幅ではなく、これはゴスロリ系というニッチでニーズの少ないジャンルを扱っているためだとも考えています。
そのため、クリック率の変動は1%や2%の単位ではなく、0.5%の増減で「増えた」「減った」と判断しています。(%は感覚的な表現です)
同様に「いいね」の数も、新規採用した商品に対してフォロワーの1%(フォロワー1,000人なら10件)ではなく、0.5%(5件)の「いいね」がつけば反応ありとみなし、商品選別を行っています。
現在のフォロワー数が1,000人になったばかりで、350人から急激に増えたことも考慮すると、このくらいの見込み率がちょうど良いと思います。
なぜならここから、フォロワーさんが本当に必要としているものを探る課題が生まれるからです。
ささいな反応もヒントとなり、新しいジャンル開拓や、既存ジャンルのさらなる特化など、選択肢が増え、結果的にフォロワーが求めるROOMに仕上がっていくと考えています。
ただし、ROOMのテーマは絶対に壊さないことが最も重要です。
テーマを守りつつ開拓・特化していく「縛りプレイ」のような楽しみも生まれてきます。
本当にROOM制作は奥が深いですね。
ハッシュタグ活用とブランド化(#プチロリ・#マインズ)
独自のハッシュタグについてですが、ゴスロリ系には「#プチロリ」を設定し、投稿ごとに必ず入れるようにしました。
これにより、「このタグ=このROOM」という認知が広がり、回遊率がアップしました。
また、自分はPCメインでROOM活動をしているため、独自タグがあると、そのタグが付いた商品一覧を画面で一気に表示でき、一目で売れ筋や死筋の把握ができるという商品管理用の固定タグとしての必要性もあり、導入しています。
さらに、この後に紹介する地雷系ジャンルの導入にあたっては、固定タグ「#マインズ」を導入し、同じように商品リサーチ用の固定タグとして活用しています。
この固定タグの最大の目標は、タグそのものの言葉を流行らせたいという小さな願いも込めています。
手軽にゴスロリ気分を味わえる「プチロリ」、そして地雷系の「地雷=マインズ=地雷たち」。
マインド(精神)から派生した「マインズ」は複数の精神の集合体という意味を含み、「地雷っ娘たちの集合体」という意味で作り出した言葉です。
ぜひ皆さんも気軽に「プチロリ」「マインズ」と使っていただける日が来るとうれしいですね♪
クリック率を分析しながらコレクションを入れ替える
楽天ROOMはクリック数が評価に直結します。クリック率の高い商品を残し、低いものは早めに整理することで、ROOM全体のパフォーマンスが安定しました。
ただ、まだまだ未熟なROOMなので、クリック回数は1件か2件といった世界です。1件ならカット、2件なら採用という細かい作業の積み重ねですね。
それでもこの作業を続けていると、どんな商品がクリック2件になるかがわかるようになってきます。さらに言えば、商品採用の時点でそれが予測できるようにもなり、目利きの練習にはとても役立ちます。
少し話が逸れましたが、この範囲内でのクリック分析なので、実際に毎日ROOMのコレクションを見ていても、大きな変化はあまりありません。なぜなら、1件や2件で選別している状態だからです。
長期間放置されていると認識される商品もあれば、「あれ、もうなくなっちゃったの?」と思われる商品も様々います。
この滞留したROOMのイメージを改善するために、毎日少量ずつでも新商品の採用を行っています。
こうすることで「このROOMはいつ来ても新しいものがある」という認識を促す狙いがあります。
そこまでやって、ようやく安定した品揃えのROOMだと言える平均的な印象になると思います。
「まあ、そんなに飽きないよね、退屈しないよね」と思われるくらいが、今のところベストだと考えています。
検索されやすいコレクションタイトルを設定する
例:「【ウィッグ×レース】推し活にも!可愛く盛れる小道具まとめ」
→ 「ウィッグ」「レース」「推し活」という複数キーワードを含め、検索流入を取り込みやすくしました。
とは言え、あまり検索を意識しすぎたタイトルにすると、人間が見て「何を言っているのかわからない」になってしまうので、タイトルはタイトルらしい言葉に整えています。
場合によっては、検索効果を捨ててでも、見る人にちゃんと伝わることを優先したタイトル作成を行っています。
本音を言えば、タイトルは思いっきりはっちゃけてしまっても、サムネを見たら何を売っているかわかるでしょ?と言いたい時もありますけどね(笑)
でも基本的には、スマホユーザーさんなどは特に、文字を見ながら画像を同時に、しかもスクロールの短時間で見ているわけですから、その動きを止めて自分のROOM、コレクション、商品に意識を向けるためには必要な施策だと考えています。
加えて、検索した時にヒットしやすい言葉の採用や流し方も意図して加えたタイトルづくりにしています。
楽天ROOMフォロワー1000人達成後に起きた変化
クリック数といいね数が安定
以前より波が少なくなり、毎日一定のクリック数が確保できるようになりました。
徐々にじわじわと上がっていく感じですが、手ごたえが出てきています。これは本当に助かりました。
それから、「いいね」の数や総数も増えましたが、それよりも「いいね」のつき方の変化が大きく変わってきたと感じています。
例えば、1つのコレクションを作成中、または新規商品採用中の作業時間およそ1~2時間の間で、「いいね」が50件以上通知されるようになりました。
最近は少し落ち着きましたけどね。
まだコレクションが完成していない段階から「いいね」がポンポンつくのは、とても嬉しいです。
新商品の反応が早くなる
投稿から短時間で「いいね」やクリックが入るため、ROOMがアクティブに見られている実感があります。
先ほども書きましたが、この現象はROOMを始めた頃と比べて大きな変化と言えます。
例えば、「1件商品登録終わったら、もういいねがついてる!」みたいな感じです。
特に強い商品は、登録後すぐに画面で表示された時点で、すでに4~5件の「いいね」がついていることもあります。
これもフォロワーさんが増えた結果の現象だと考えています。
売上と収益化の安定化
まだまだこれからです。売り上げはほとんど取れていません。
ROOM作成もひと段落した段階で、これから少しずつフォロワーさんとのコミュニケーションを取ったり、今までできなかった細かいケアやレビューの見直しなどを行う必要があります。
当分はこれらの作業に追われることになると思います。
作業効率が向上(2時間で200件整理可能に)
商品整理やコレクション管理のコツを掴み、短時間で多くの商品を管理できるようになりました。
PC操作も関係していると思いますが、全レビュー218件の修正や、全コレクションのタイトル・説明文の修正など、作業に慣れてきた実感があります。
この1か月間は、そのための練習期間でもありました。
でも正直、「もうこんなことはしたくな~い」という気持ちもあり、いかに最初の商品登録時にレビューやタグ付け、コレクション管理をしっかりやるかが非常に大事だと改めて感じました。
そういった点も含めて、全体的に作業効率が大きく向上したことは間違いありません。
まとめ:楽天ROOMでフォロワー数を増やすために必要な3つのポイント
- ターゲット層を明確に設定すること
- 世界観とコレクションを統一して整理すること
- クリック率を意識して商品を入れ替え続けること
フォロワー数は単なる数字ではなく、クリック数・売上・収益化の安定に直結します。
次の目標は1500人達成とクリック率のさらなる改善です。楽天ROOMの運営は一度仕組み化できれば効率よく継続できるので、これからも検証を重ねていきます。
最後に”地雷系ファッション”の導入について
フォロワー1,000人を達成した時に、1つの疑問が浮かびました。極端なクリック率の低下後に起きた2回のフォロワーバズで、350人だったフォロワー数が一気に1,000人に達成。バズ中には一時的に「いいね」も減るという現象も見られました。
これを踏まえて考えると、最初に想定していたフォロワーさんの性別や年齢層がずれているのではないか、という疑問が生まれました。確かにゴスロリの新商品は反応が良いことが多いのですが、採用初回のみ好反応だったり、「これは少しフォロワーさんに合わないだろう」と思いながら採用した商品の反応が逆に良かったりと、予想と異なる反応もありました。
こうした現象から、「フォロワーさんの年齢層をもう少し下げるべきではないか」という考えに至りました。
そこで、現状のフォロワー層向けの商品を残しつつ、年齢層を少し下げた商品の取り扱いを検討。世界観を壊さずに実現できるジャンルとして行き着いたのが「地雷系ファッション」です。
このジャンルは中学・高校生までターゲット層を下げることができ、メイン層は20代前後を狙えます。個人的にも控えめな商品ではなく、思い切りド地雷な商品を選べる楽しさがあり、即コレクションを作成しました。
運営開始から数日ですが、反応は良好です。
特に「いいね」件数が突出して多いわけではないものの、既存のプチロリコレクションから地雷系コレクションへの流入反応がほとんどなかった点が興味深いです。つまり、顧客層がうまく分散し、プチロリと地雷系がそれぞれのファンをきちんと獲得できたということです。
結果として、自分のフォロワーの中に地雷系を好む層や、年齢層が若い層がいることが分かりました。今後はプチロリと地雷系を同時に育てていき、両ジャンルともに伸びしろがあると感じています。
また、「高級ゴスロリ」コレクションも作成しました。ゴスロリ自体が元々高級志向のジャンルであり、中古品が多い楽天市場の中でも「本物」の取り扱いがあるため、フォロワーさんに知ってもらいたいという思いからです。人気コスチュームと併設して展開しており、中には「目の保養になりました」とコメントをくれるフォロワーさんもいます。
このジャンルには男性フォロワーも多く、自分のパートナーや娘に買ってあげたい、そもそもゴスロリが大好きという男性も意外に多いことに気づきました。
そんな自分もゴスロリ、姫系、地雷系、その他いろいろ大好きな人間です(´ω`)